大阪〜西宮辺りが中心のB級グルメ食べある記と、安酒場の呑みある記です。
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2016/03/10 映画【海洋天堂】
2011/08/16 21:20 事業所の同僚から良い映画だと薦められたのでネットで調べてみると、なんと私の大好きなアクション俳優のジェット・リーが脚本を読んで号泣し、ノーギャラで出演希望をした作品だということだとの事なのでスグに観に行ってみましたよ。 大阪での上映は梅田ガーデンシネマのみで、しかも8月19日(金)までだとのことなのでギリギリ間に合いました…(^_^;) [クリック] あなたの1日1クリックが励みになります! 応援よろしくお願いします! [クリック] こちらのランキングも応援して頂ければ嬉しいです♪ ★地域別検索はこちら→[リンク] ■2011/08/14(日) 13:10開映 梅田ガーデンシネマ シネマ1 自由席 ■ストーリー 中国、チンタオ。 小船から親子が海へ飛び込むが、息子は足かせをほどき、悠々と水面へ上がる。 妻に先立たれてから自閉症の息子ターフー(ウェン・ジャン)を男手ひとつで育ててきたワン・シンチョン(ジェット・リー)は、自身が癌で余命わずかだと知り、21歳になった息子の将来を案じて心中を試みたのだった。 そうとは知らない向かいの家に住むチャイ(ジュー・ユアンユアン)が、帰宅した二人をいつもの通りに温かく迎える。 シンチョンは長く勤める水族館の仕事の合間を縫って、自分亡き後に息子を預かってくれる施設探しに奔走する。 同時にターフーに一人で生きていく術を、ひとつひとつ教えていく。 そんな中、チャイは、父子の留守中にシンチョンの主治医が訪ねてきたことで、病気のこと、施設が見つからないこと、先日の旅行が心中であったことを知る。 かねてよりシンチョンに想いを寄せていたチャイは、なんとか彼の力になろうとするのだった。 かつて世話になった養護施設のリュウ先生(イェン・ミンチュー)の助けもあり、ターフーを受けいれられる民間の施設を確保できた。 シンチョンは、最期の日まで息子と施設で共に暮らすことにし、ここでも自活するために必要なことを教えていく。 一方、ターフーは、水族館に巡業で来ていたサーカス団の女ピエロ・リンリン(グイ・ルンメイ)とすっかり仲良くなっていた。 いよいよ死期は近づいていた。 シンチョンは最後にあることを息子に教えようと決意する。 -海洋天堂公式サイトより- ■感想 自分が死んだ後の息子の生き辛さを案じ一度は無理心中を図るものの死に切れず、それが言葉でのコミュニケーションが上手く出来ない息子の意思なんだと思い直した父親が、自らの命が燃え尽きるまで息子が生き易くなるように奔走する物語りなんですが… 妻に先立たれてから14年もの間、自分一人で息子を育て、そして自分一人だけが唯一の理解者だと思っていた父親にとって、自分の死イコール息子の死だったんでしょうね。 そぉ思わざるを得ない中国という国の福祉事情が、息子の受け入れ施設を探して奔走する父親の姿から垣間見る事が出来るんですけど、日本の福祉と比べた時の遅れは確かにあるんでしょう。 そんな父親の涙ぐましい奮闘をポップで美しい映像を背景に、時に切なく、そして時にユーモラスに描かれていて、何度も何度も胸がキュンッとなったりホッとしたり… 絶望的とも思える中にも、ターフーを助けようとしてくれる第三者が何人もいてくれたことが、しょうがいを持った人たちが施設じゃなくて、隣人として普通に地域で暮らせるようにサポートしている私にとっては、ものすごく嬉しいことだったりしました。 そしてターフー役のウェン・ジャンの演技がとてもリアルで、きっと何かを伝えたいんだろうけど、その伝えたい事があるって事すら表現出来ない自閉症の特徴をスゴくよく捉えていて、 “あぁ…今のは○○さんにソックリやな” と、自分の周りにいる色んな自閉症の人たちの姿を思い浮かべては感情移入してしまい、最初から最後まで胸が締め付けられて、観終わった時には身体中の力が抜けたような脱力感に襲われたりもしました。 更に映画の全編を通して溢れている、息子の将来を案じる父親の懸命で一途な気持ちと、私たちの事を気にかけながらも自ら逝くことを選んだ、私の父親の遺書に書かれていた言葉とがダブってしまって、余計に泣きまくってしまった感動の作品でしたわ〜(^O^;) ■作品名 海洋天堂 ■原題 Ocean Heaven ■制作国 中国 ■製作年 2010年 ■上映時間 98分 ■監督 シュエ・シャオルー ■製作 ビル・コン ■撮影 クリストファー・ドイル ■美術 イー・チュンマン ■編集 ウィリアム・チャン ヤン・ホンユー ■音楽 久石譲 ■出演者 ジェット・リー ウェン・ジャン グイ・ルンメイ ジュー・ユアンユアン カオ・ユアンユアン ドン・ヨン ブラック・スワン-Black Swan-
2011/05/24 23:20 3日前に午前十時の映画祭「ショーシャンクの空に[リンク]」を観たTOHO梅田で、この日は宿直明けにロードショー中の「ブラック・スワン」を観ましたよ。 [クリック] あなたの1日1クリックが励みになります! 応援よろしくお願いします! [クリック] こちらのランキングも応援して頂ければ嬉しいです♪ ★地域別検索はこちら→[リンク] ■2011/05/20(金) 14:20開映 TOHOシネマズ 梅田 シアター2 G-21席 ◆作品情報 作品名 ブラック・スワン 原題 Black Swan ジャンル スリラー 制作国 アメリカ 日本公開年度 2011年 カラー カラー作品 上映時間 108分 監督 ダーレン・アロノフスキー 出演者 ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル ◆解説 ナタリー・ポートマンが第83回アカデミー賞の最優秀主演女優賞に輝いた話題作。 監督は、『レスラー』でミッキー・ロークを見事に復活させた鬼才ダーレン・アロノフスキー。 本作では独創的な映像演出で、極限の高みに上り詰めようとするアーティストの孤独と苦悩を描き出している。 子供時代にバレエを習っていたナタリーは、10ヶ月の猛特訓の末、本格的な舞踏シーンに挑戦。 しかしそれ以上に、激しい内面の葛藤に耐えながら、孤独な闘いを続けるバレリーナになりきった、鬼気迫る演技は必見だ。 またライバルのリリー役を演じたミラ・クニス、娘に異常な愛情を注ぐ母親役のバーバラ・ハーシー、ニナに主役の座を追われ、精神が崩壊していく元プリマ役のウィノナ・ライダーと、共演陣のチカラのこもった演技も見事。 ヘタなホラー映画よりもよほど背筋にゾクっとくる、衝撃のサイコスリラーだ。 ◆あらすじ ニナ・セイヤーズ(ナタリー・ポートマン)はニューヨーク・シティ・バレエ団のバレリーナ。 既に引退した元バレリーナで、娘を熱心にサポートしている母親エリカ・セイヤーズ(バーバラ・ハーシー)と一緒に暮らしていた。 そんな折、芸術監督のトーマス・ルロイ(ヴァンサン・カッセル)がプリマ・バレリーナのベス・マッキンタイア(ウィノナ・ライダー)を新シーズンのオープニング作「白鳥の湖」から降板させることを決め、ニナはプリマの第一候補に躍り出る。 しかし優等生タイプのニナにとって“白鳥”はともかく、悪の分身である“黒鳥”に変身することは大きな課題だ。 初めての大役を担う重圧、なかなか黒鳥役をつかめない焦燥感から、精神的に追い詰められていくニナ。 さらにニナとは正反対で“黒鳥”役にぴったりの官能的なバレリーナ、リリー(ミラ・クニス)が代役に立ったことで、役を奪われる恐怖にも襲われる。 ニナの精神バランスがますます崩壊する中、初日は刻々と近づいてくる…。 ◆感想 映画館で予告編を何度も見ていた時には、この映画はバレエ界という特殊な世界の中で繰り広げられるドロドロした人間関係を、エロティシズムを交えて描いた人間味溢れるドラマだと思っていたのですが… いざ観てみると、あまりの恐怖の連続に体に力が入り過ぎて、観終わったあと全身がドッと疲れてしまいましたわ。 実際2回ほど座席から飛び上がったり、悲鳴を発してしまいましたからね〜 後で調べるとこの映画のジャンルはやっぱりスリラーだったんですね…どおりで怖かったはずだわ…(∋_∈) まだ上映中なので詳しくは書きませんが… ナタリー・ポートマン演じる可憐で純真無垢なニナが、黒鳥の妖艶さを身につけようともがき苦しむ内に、心のダークサイドに引っ張られて精神が錯乱していく様子や、心の闇に囚われてしまった時の恐ろしげな表情など、本当に豹変してしまったんじゃないかと思えるほど迫真の演技で、身の毛がよだつとは正にあぁゆう事を言うんでしょうねぇ。 「シザー・ハンズ[リンク]」ではキュートな少女を、そして「オータム・イン・ニューヨーク」では不治の病で死に逝く悲劇のヒロインを演じたウィノナ・ライダーが、トップの座を追われるプリマ・バレリーナを演じていましたが、彼女は私の中では永遠の清純派女優でしたので、狂気に走る恐ろしい彼女を観た時には少なからずショックでしたわ。 |