大阪〜西宮辺りが中心のB級グルメ食べある記と、安酒場の呑みある記です。
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2016/03/10 ミートスパゲッティ・ツナマヨサラダ・鶏肉とセロリのスープ‐6月21日‐
2011/06/29 16:08 宿日直先のケアホームで私が作る夕食の献立を紹介しています。 毎日のメニューに頭を悩ませている方々のヒントの一助にでもなれば幸いです。 また逆にアナタのアイデアや得意料理をお聞かせ頂ければとっても嬉しいです♪ [クリック] あなたの1日1クリックが励みになります! 応援よろしくお願いします! [クリック] こちらのランキングも応援して頂ければ嬉しいです♪ ★地域別検索はこちら→[リンク] この日の献立は… ・ミートスパゲッティ ・ツナマヨサラダ ・鶏肉とセロリのスープ ・ご飯 一人の利用者さんが日中に通っている先で健康診断があり、いつもと違うパターンに調子を崩すんじゃないかと心配だったこの日は、その方の大好きなミートスパゲッティでご機嫌を伺うことにしましたよ(笑) みじん切りしたニンニク・人参・玉ねぎ・ピーマンをオリーブオイルで炒め、しんなりしたら豚ミンチを加えて炒め合わせます。 水と一緒にコンソメ・トマト缶・ケチャップを入れて塩胡椒で味を調えます。 チョット具だくさんなミートソースになってしまいましたが、これはこれで有りかなって感じでしたよ。 ツナ缶はマヨネーズで和えて、フリルレタスの上にセロリの葉や人参・プチトマトと一緒に盛り付けます。 ツナマヨがドレッシングの代わりになるので改めて何かをかける必要はないですね。 スープは細かく切った鶏肉を水から煮て旨みを出して、煮たったらセロリの軸の部分を入れてコンソメと塩胡椒で味付けをし、浮き身にネギを散らして出来上がりです。 アッサリとしてますけど結構お腹に溜まるスープなんですよ。 ここのところ自分でも分かるぐらいに疲れが溜まり過ぎていまして…記事を書く順番がメチャクチャになるほど頭がフワフワしてますね…(^_^;) ちなみにミートスパゲッティでご機嫌を伺おうと思った利用者さんは…超不安定になって帰ってきて、一切の食事を拒否されてしまいましたぁ〜(・_・;) 第二回 午前十時の映画祭【昼下りの情事】
2011/06/29 00:40 「午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本」とは、全国の映画ファンの投票をもとに、1950〜70年を中心とする映画の黄金時代に生まれた数々の外国作品の中から、傑作娯楽映画をセレクトして、毎日午前十時から1年間上映する特別企画です。 昨年の第一回に続き2月5日(土)から始まった第二回は、1年目に上映した50作品を「Series1/赤の50本」として、新しい25劇場で上映。 新たに選ばれた50作品を「Series2/青の50本」として、1年目からの25劇場で上映しています。 大阪に住まい西宮で宿直をしている私が行きやすい劇場は、青の50本を上映している「TOHOシネマズ なんば」「TOHOシネマズ 西宮OS」と、赤の50本を午前十時の一回だけではなく一日じゅう上映してくれている「TOHOシネマズ 梅田」の3ヶ所なんです。 前週に「ローマの休日[リンク]」を観たTOHO梅田で、この日は宿直前に「昼下りの情事」を観ましたよ。 [クリック] あなたの1日1クリックが励みになります! 応援よろしくお願いします! [クリック] こちらのランキングも応援して頂ければ嬉しいです♪ ★地域別検索はこちら→[リンク] ■2011/06/23(木) 10:00開映 TOHOシネマズ 梅田 シアター5 D-9席 ■ストーリー 物語りは恋の都パリを舞台に始まります。 ミスターXという男性(ジョン・マッギーバー)から、妻の身辺調査を依頼された私立探偵のクロード・シャバッス(モーリス・シュヴァリエ)は、彼の妻が世界的な大富豪フランク・フラナガン(ゲーリー・クーパー)と浮気をしている事実を突き止めます。 ところが密会の証拠写真を見せられて逆上したミスターXは、ピストルをちらつかせてフラナガンを射殺すると息巻くのです。 その様子を盗み見していたクロードの娘で、音楽院でチェロを学ぶアリアーヌ・シャバッス(オードリー・ヘプバーン)は、父親の事件簿で見たフラナガンに不思議な興味を抱き、彼の宿泊先であるホテル・リッツに駆けつけて、機転を利かせた彼女は寸でのところでフラナガンの命を救うのでした。 フラナガンから翌日の午後に部屋に招待されたアリアーヌは、その日から急速にフラナガンに心を奪われていきます。 1年後、オペラの会場でフラナガンとアリアーヌは偶然に再会を果たしますが、彼のプレイボーイ振りに負けまいとするアリアーヌの語る、架空の恋の遍歴に惑わされて、フラナガンの方が彼女に夢中になってしまいます。 しかし、名前さえ明かさないアリアーヌの素性を探らせようと訪れた探偵事務所の、クロードこそが彼女の父親だと知ったフラナガンは「娘を愛しているのならパリを去るべきだ」というクロードの言葉に従い、汽車で経とうと決心するのですが… パリのリヨン駅から走り出した列車の、デッキから身を乗り出すフラナガンに向かって、なおも架空の恋遍歴を強がりながら話すアリアーヌ。 その時、感極まったフラナガンは、思わずアリアーヌをデッキに抱きあげてしまいます。 二人を乗せて去っていく汽車を、父親のクロードは微笑みながら見送るのでした。 ■感想 大人の男の魅力に負けまいと、父親の事件簿に載っていた当事者たちを、架空の恋人に仕立て上げるアリアーヌの姿は、本当にいじらしくて可愛らしかったですね。 今まで散々っぱら女性と浮名を流してきたであろう、百戦錬磨のフラナガンが、まだあどけない小娘に翻弄されていく姿もコミカルで面白かったです。 それにしてもラストシーンで、フラナガンがアリアーヌを抱き抱えてしまったのには驚いてしまいました。 大人の男を気取って、カッコ良くアリアーヌの前から消え去ると思っていたのに、結局は結婚というオチにはチョットだけ違和感を感じましたね(笑) フラナガンは結婚という終身刑に服したと、最後のナレーションが言っていましたが、個人的には恐らく彼はそのうち浮気という脱獄を図ると思いましたわ〜(爆) ■作品名 昼下りの情事 ■原題 LOVE IN THE AFTERNOON ■ジャンル 恋愛/青春 ■制作国 アメリカ ■日本公開年度 1957年 ■カラー モノクロ作品 ■サイズ スコープ ■音声 モノラル ■上映時間 130分 ■監督 ビリー・ワイルダー ■出演者 オードリー・ヘップバーン、ゲイリー・クーパー ■解説 クロード・アネの小説『アリアンヌ』を原作に名匠ビリー・ワイルダーが脚色・監督。 『麗しのサブリナ』に続き、オードリー・ヘップバーンを主演に迎えたロマンティック・コメディ。 ■物語 パリの私立探偵クロード(M.シュヴァリエ)は依頼人Xの依頼で夫人の浮気調査を行った。 Xは浮気現場の写真を見て憤慨し、夫人の浮気相手である大富豪フラナガン(G.クーパー)を殺すと息巻く。 これを聞いていたクロードの娘アリアーネ(A.ヘップバーン)は、事件のことが気になりXが泊まるホテルを訪れる。 そこで銃を忍ばせるXを見かけたアリアーネは、X夫人とフラナガンを逃がすことに成功。 フラナガンからデートに誘われたアリアーネは、次第に彼の虜になっていく。 ■こぼれ話 本作日本公開当時、ヘップバーンは28歳、クーパーは56歳。 実に28歳差のカップルの役どころだ。 クーパーは自分の演技に満足していたものの、評論家たちは彼の年齢を理由にミスキャストであると断じた。 ちなみにクーパーは、その4年後の1961年にガンのため60歳で亡くなっている。 当初フラナガン役はケーリー・グラントにオファーされていたが、グラントはヘップバーンとの年齢差を気にして断っていた。 だが結局このふたりの顔合わせは『シャレード』で実現することになる。 いんでいら 天満屋地下店【えびめしプレート】岡山県岡山市@岡山電気軌道/県庁通り
2011/06/27 23:45 岡山電気軌道/県庁通り駅から徒歩約3分 いんでいら 天満屋地下店 でランチです。 ◆訪店 '11/06/19(日) 12:32〜12:56 ※小さな画像はクリックで拡大します。 [クリック] あなたの1日1クリックが励みになります! 応援よろしくお願いします! [クリック] こちらのランキングも応援して頂ければ嬉しいです♪ ★地域別検索はこちら→[リンク] 1日目の“ドミグラスソースカツ丼”[リンク]に続き、岡山研修の2日目のランチに選んだご当地B級グルメは“えびめし”です。 元々は東京渋谷のカレー店「いんでいら」のメニューだったものを、そこで勤めていた岡山県出身のコチラの社長が、暖簾分けの形で故郷に持ち帰ってアレンジを加えて提供したのが始まりだそうですよ。 岡山駅からは1.5kmぐらいだそうなので歩いても20分ぐらいで行けるでしょうが、せっかくの旅の思い出にとチンチン電車に乗って行きました〜♪ 昔、堺東の祖父母宅に預けられていた時、夏にはよくお婆ちゃんにチンチン電車で浜寺公園のプールに連れて行ってもらったものです…懐かしいなぁ〜(;∇;)/~~ さてさて店内は10人掛けの大きなテーブルを囲むように、10席ほどのL字カウンター席といった少し変わった造りになっています。 11時から15時までのランチメニューを見てみますと、 ・カレーセット ・えびめしプレート ・オムえびめしプレート ・よくばりランチプレート ・日替わりランチ の5種類がラインナップされていまして、それらの中からお願いしたのはお目当ての えびめしプレート ¥750 カレーやオムえびめしのセットと同じように、トッピングを ・からあげ ・エビフライ ・魚フライ ・ハンバーグ ・トンカツ ・コロッケ から選べるので、2番目に好きな“からあげ”でお願いしましたよ。 一番好きな“トンカツ”は前日に痛い目に遭ってますので…(爆) 注文をするとスグにコールスローサラダが運ばれてきました。 シャキシャキした歯触りと、甘酸っぱい味がなかなか美味しいこのサラダが、おかわり自由だなんて嬉しいサービスですよね。 肉人(にくんちゅ)な私は別にお代わりしませんけど…(^。^;) そのサラダから8分ほど待つとスープが提供されました。 フツーのポタージュスープですけど量もまずまずで悪くはないですよ。 スープから更に2分ほど待ってようやく、錦糸玉子を散らしたえびめしとキャベツの千切り、それにトッピングのからあげが添えられたメインプレートの到着です。 入店から13分経っていましたが、昼時の一番忙しい時間帯でしたし、帰りの新幹線まではまだ2時間近くもあるのでぜんぜん問題ないですよ〜(笑) 神戸の“そばめし”を思わせるような黒褐色をしたその“えびめし”は、見た目から想像するほどのドギツさはなくて、何と言いますかホワァ〜んとしたソース味にカレーの風味がアクセントをつけていると言った感じですかね。 予習したところによりますと… 「基本的にはピラフの一種で、具に海老を用いたものを、ドミグラスソースとケチャップ、カラメルソースなどをベースにしたえびめしソースを絡めて黒褐色に仕立てたものである。付け合せとして錦糸卵を上にのせてキャベツの千切り(酢漬けやコールスローの場合も多い)を添えるのが一般的である。」 らしいのですが、何かの味が際立っていると言った感じはなくて、やはり全体的にとらえどころが無くてホワァ〜んとしていますかね…(^。^;) 意外にもパラパラの炒め具合はけっこう好みなんですけど、肝心かなめの海老は小さいのが3尾入っているだけですし、また食べたくなるほどの物か?と訊かれれば…それほどではないですかねぇ(笑) 唐揚げはフツーに美味しいのが3〜4個、そこそこの大きさのものが添えられていて、スープやお代わり自由なコールスローサラダを併せた、トータル的なコスパはまずまずと言ったところでしょうか。 楽しみにしていた岡山B級グルメでしたけど、予習時点でのチョイスを間違っていたのか、それとも元からこの程度で「名物に旨いもの無し」の法則だったのか、2店舗しか食べ歩いてないので何とも言えませんが、思ったほどの収穫が得られなかったのはチョット残念でしたわ〜(^_^;) 美味しい出会いに期待して…ごちそう様でした♪ 【いんでいら 天満屋地下店】 ◆住所[地図] 〒700-0010 岡山市北区表町2-1-14 天満屋バスターミナル地下 ◆TEL 086-231-7787 ◆営業時間 10:30〜19:30 ◆定休日 不定休 ◆駐車場 なし ◆禁煙席の有無 なし(但し11:00〜15:00は全席禁煙) ◆食べログ いんでいら 天満屋地下店 (欧風カレー / 県庁通り駅、郵便局前駅、田町駅) 昼総合点★★☆☆☆ 2.0 味司 野村【ドミグラスソースカツ丼】岡山県岡山市@岡山電気軌道/西川緑道公園
2011/06/25 23:57 岡山電気軌道/西川緑道公園駅から徒歩約1分 味司 野村 でランチです。 ◆訪店 '11/06/18(土) 11:10〜11:24 ※小さな画像はクリックで拡大します。 [クリック] あなたの1日1クリックが励みになります! 応援よろしくお願いします! [クリック] こちらのランキングも応援して頂ければ嬉しいです♪ ★地域別検索はこちら→[リンク] 岡山の一泊研修は昼に始まり翌日の昼には終わるという実にユル〜い研修でしたので、2日ともランチはご当地B級グルメを頂こうと予定に入れてみたんですよ。 しっかり予習をして初日のランチに選んだのは、創業者が東京のホテルで洋食の修行中に考案したという“元祖ドミカツ丼の店”のコチラです。 1931年(昭和6)の創業以来、80年も続く老舗と言い言いますから、さぞかし敷居が高いんやろぉなぁ〜?と、少し身構えながらお店に入ってみましたが… いきなり食券かぁ〜い!?(≧∇≦;) 意外な展開に少々とまどいながらも食券機をジックリと見てみると、メニューはお目当てのドミカツ丼と普通の玉子とじカツ丼のツートップになっていまして、両方の丼が頂けるセットがあったり、全てのメニューにサイズ違いがあるみたいでしたよ。 それらの中から玉子とじカツ丼は恐らくどこででも食べられるものと同じだろうと思い、単品で ドミグラスソースカツ丼 ¥750 カツには“少々脂を付けている”ロース肉と“脂身がなく柔らかい”ヒレ肉があるので、脂人(あぶらんちゅ)としてはロース肉でお願いしました。 ちなみにヒレ肉の方は100円アップになっていましたよ。 けっこう広い店内には2人掛けや10人ぐらいは座れそうな大きなテーブル席が5〜6卓はあり、適当に腰かけて店員さんに食券を渡すと5〜6分で料理が運ばれてきました。 小振りなどんぶり鉢で供されたドミカツ丼は、ご飯の上に茹でたキャベツを敷き、その上にトンカツを乗せて一面にドミグラスソースをかけたものになっています。 タップリかかったドミグラスソースはドロッとしていてとても濃厚な味で、八丁味噌や赤味噌のような独特な甘みもありますね。 そのソースに隠れて全貌の分からないカツを探り当ててみますと…これがコロッケ位の大きさしか無い小さなもので、更にハムカツっ!?と見間違うぐらいにペラペラなんですよ(・_・)エッ..? 全体が小さいので当然ながら一切れ一切れも小さくて、頂いてみると味の濃いソースに完全に負けてしまっている感じです。 ここまで味もよく分からないぐらい遠慮がちな豚肉に、ロースもヒレも無いと思うのは私だけでしょうか…(爆) 茹でたキャベツも水っぽいだけでご飯と合っていない感じですし、これで750円は…大阪ではたぶん受け入れられないんじゃないかなぁ〜(^o^;) 美味しい出会いに期待して…ごちそう様でした♪ 【味司 野村】 ◆住所[地図] 〒700-0827 岡山市北区平和町1-10 ◆TEL 086-222-2234 ◆営業時間 11:00〜21:00 ◆定休日 無休 ◆駐車場 なし ◆禁煙席の有無 なし ◆食べログ 味司 野村 (かつ丼・かつ重 / 西川緑道公園駅、柳川駅、岡山駅前駅) 昼総合点★★☆☆☆ 2.0 第二回 午前十時の映画祭【バンド・ワゴン】
2011/06/24 00:27 「午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本」とは、全国の映画ファンの投票をもとに、1950〜70年を中心とする映画の黄金時代に生まれた数々の外国作品の中から、傑作娯楽映画をセレクトして、毎日午前十時から1年間上映する特別企画です。 昨年の第一回に続き2月5日(土)から始まった第二回は、1年目に上映した50作品を「Series1/赤の50本」として、新しい25劇場で上映。 新たに選ばれた50作品を「Series2/青の50本」として、1年目からの25劇場で上映しています。 大阪に住まい西宮で宿直をしている私が行きやすい劇場は、青の50本を上映している「TOHOシネマズ なんば」「TOHOシネマズ 西宮OS」と、赤の50本を午前十時の一回だけではなく一日じゅう上映してくれている「TOHOシネマズ 梅田」の3ヶ所なんです。 前週に「ザッツ・エンタテインメント[リンク]」を観たTOHO西宮OSで、この日は宿直明けに「バンド・ワゴン」を観ましたよ。 [クリック] あなたの1日1クリックが励みになります! 応援よろしくお願いします! [クリック] こちらのランキングも応援して頂ければ嬉しいです♪ ★地域別検索はこちら→[リンク] ■2011/06/17(金) 10:00開映 TOHOシネマズ 西宮OS スクリーン2 J-14席 ■ストーリー 観客の求めるものが少しずつ変わり始めていた1950年代のアメリカ映画界… かつてはトップ・ハットに燕尾服という、優雅なスタイルで一世を風靡したミュージカル映画の大スター、トニー・ハンター(フレッド・アステア)も、今や完全に時代の流れに取り残されてしまっていました。 そんなトニーと旧知の仲で、脚本家のレスター(オスカー・レヴァント)とリリー(ナネット・ファブレイ)のマートン夫妻が、トニー主演のコメディーを舞台化する話を持ち掛けてくるのです。 しかし演出家のジェフリー・コルドバ(ジャック・ブッキャナン)が、そのコメディーをシリアスな心理劇にしようと言い出し、あまり気乗りのしないトニーでしたが、 『古い栄光にしがみつくな、この舞台で新しいトニー・ハンター像を打ちたてるんだ。』 と説得され渋々引き受ける事になるんです。 そしてバレエダンサーのガブリエル・ジェラルド(シド・チャリシー)を主演女優に、その恋人で新進気鋭の振付師ポール・バード(ジェームズ・ミッチェル)のコンビを抜擢したコルドバは、多くのスポンサーを集め自信満々で製作を開始しますが、リハーサルが進むにつれて徐々に出演者の間に険悪な雰囲気が漂い始めました。 特に初対面から相手役ガブリエラ(ギャビー)の身長を気にしていたトニーは、慣れないバレエ風の振付やコルドバの演技指導に不満を募らせ、ついに舞台を降りると怒りをぶちまけてしまいます。 コルドバに命じられたギャビーは、渋々トニーの元へ謝りにいき、すったもんだの末ようやく打ち解けることが出来ました。 そんなこんなで舞台「バンド・ワゴン」は何とか初日に漕ぎつけますが、その結果は散々たるもので、スポンサーたちが手を引いたパーティ会場は閑散としていました。 しかし若いメンバーたちを、このまま失敗に終わらせるのは惜しいと痛感したトニーは、コルドバを説得して脚本をもとのミュージカル・コメディに戻し、新たな作品として地方巡業をやり直すのでした。 この舞台が大当たりとなり、凱旋したニューヨーク初日も大盛況でしたが、恋心を抱き始めたギャビーがバードとヨリを戻すとの噂を聞いたトニーの心は晴れませんでした。 舞台を終えたあと、一人で飲みに出掛けようと楽屋から出たトニーを、内緒で勢揃いしたキャストとスタッフが驚かせます。 そしてギャビーから「あなたとずっとロングランを続けるわ」と愛を告白されたトニーは、彼女をギュッと抱きしめてキスをするのでした。 ■感想 1週間前に観た「ザッツ・エンタテインメント」の中で、まるで重力が働いてないのかと思えるほど優雅に踊るフレッド・アステアをジックリと観ましたが、本当に素晴らしいの一言ですね。 あれだけのダンスを、カット無しの長回しで踊れるなんて、ホント驚愕としか言いようがないですよ。 スラッとしたスタイルやニヒルに笑う笑顔も素敵で、こういう人を見ると自分も痩せなきゃなぁ〜って思うんですけどね…(笑) トニーが若い連中と意気投合するシーンで 「ビールにはビールがよく合う」 と歌う歌詞には心から共感しましたわ(爆) 古き良きアメリカがギッシリ詰まった面白い映画でしたよ♪ ■作品名 バンド・ワゴン ■原題 THE BAND WAGON ■ジャンル ミュージカル ■制作国 アメリカ ■日本公開年度 1953年 ■カラー カラー作品 ■サイズ スタンダード ■音声 モノラル ■上映時間 113分 ■監督 ヴィンセント・ミネリ ■出演者 フレッド・アステア、シド・チャリシー ■解説 1930年代から50年代にかけて一世を風靡したフレッド・アステアの代表作。 アステア主演によりブロードウェイで大好評を博した同名ミュージカル作品の名を冠している。 監督はミュージカルの傑作『巴里のアメリカ人』(1952)を送り出し、『恋の手ほどき』(1959)でアカデミー監督賞を受賞したヴィンセント・ミネリ。 ■物語 ブロードウェイからミュージカル映画のスターに上り詰めた男、トニー・ハンター(F・アステア)。 しかし今は時代の変遷に取り残され、すっかり過去の人となっていた。 そこに旧友のマートン夫妻から、古巣の舞台に戻らないかとの誘いが。 コメディ脚本を心理劇に変えようとする舞台監督のコルドヴァ、バレエダンサーから主演女優に抜擢されたギャビー(C・チャリシー)ら個性的メンバーを交えてのトニーの再出発興行は、果たして成功するのか? ■こぼれ話 本作の代表曲であり、後年、MGMミュージカルアンソロジー映画のタイトルにもなった楽曲「ザッツ・エンタテインメント」は、作詞のハワード・ディーツと作曲のアーサー・シュワルツにより、わずか30分で書き上げられたという。 |